kuno-periaのブログということです

多分…上杉昇さんのことしか書かないと思いますᕙ( • ‿ • )ᕗ

4.天使になんてなれなかった(WANDS)

「Little Bit…」がリリースされたのは93年の10月(?)だったかな?
「Jumpin' Jack Boy」の前ですね。
何故「だったかな?」というと自分が持ってるのはB-Gramに移籍後のCDなのでリリース日が94年4月になってるんですが、その前に東芝EMIでリリースされてるはずなので…調べれば分かるんでしょうけどね。
調べちゃうと…なんかテストのカンニングしてるみたいで嫌なんですよね(笑)

そんなこだわりはどうでもいいとして。


自分がこのアルバムを手にしたのは中1なので…94年の10月ぐらいなんです。

当時アルバムの中で1番好きだったのが「天使になんてなれなかった」ですね。
今の今なら…「Little Bit…」かなぁと。

この曲は自分の中で不思議と(不思議でもないのかな?)聴き方聴こえ方が3回変わってますね。

アルバムを手にした中1…WANDS在籍時が第1期。
al.ni.coのTV出演後…高2が第2期。
浪人して入った大学で「これで一生メシを食ってくのは違うな」と思った…19歳が第3期。


中1の時は、そのまま聴いてました。
恋愛モノじゃないカンジもいいなぁ…次のリリースが楽しみだなぁ。みたいな。
まじまじと聴いていたとは言えず、ですね。
テンポが早めの曲の方が好みだった…みたいなのがあったのかなぁ。
めちゃくちゃ聴いてた割には浅い聴き方だと今となっては感じますね。


転換期はal.ni.coのTV出演時の上杉さんの話ですね。
NHKのBSだったんですが、我が家はBSが見れない環境だったんです。
そこで高校で唯一、音楽の話が合うしal.ni.coWANDSの名を出さずに通じたヤツに「al.ni.coがTV出るんだけどBS見れる?」って聞いたら見れるって事だったんでビデオテープ渡して録画してもらいました。

そこで上杉さんが「アイドル時代」と表現してたんですよね。
最初はちょっとおちゃらけで言ってるのかなと思ったんですけど。
最後まで見てal.ni.coでの熱い想いを聞いてその時はなんというか…満たされたというか、4月に参加するLIVEがより楽しみになったり。

だったんですけど、ふと「天使になんてなれなかった」を聴いた時に"あれっ?"って思って。
で、歌詞カードを読んだんですよね。
"天使"を"アイドル"と変換しながら読んでいくと自分の中で繋がるカンジがしましたね。
AメロにもBメロにも"天使"的な言葉がないけど"アイドル"と捉えるとWANDS在籍時、「Little Bit…」リリースの頃までにあった葛藤を描いてたんだ…と。

そういう解釈が果たして合っているのかは分かりませんけど、自分の中ではそういう解釈に至ったワケで。
そうすると聴こえ方が中1の頃とはまるで違って。



浪人して入った大学が今の仕事と同じ医療系の所だったんですが、入って3ヶ月ぐらいで「何か違うな」と思ってしまって。
でも何がそう思わせるのか分からないし浪人させてくれた親の手前そう思う事自体申し訳ないカンジがあって。
夏休み中に「天使になんてなれなかった」をしこたま聴いてましたね。

世間的には成功と捉えられてそうなこの頃の上杉さんも葛藤があったんだから…と思うとなんとなくこの曲に癒やされる感覚があって。
その後「晴れた終わり」を聴いて「後悔しない様にしよう!」と背中押されて専門学校とかに見学に行ったりして腹が決まって。
結果、親に土下座して大学辞めてもう一度受験し直して、…で現在に至るワケですが。

19歳の自分が1番自分自身を見つめ直してた頃かなぁっていうのは今でも思いますね。
今は自分以外のこと…家族やら同僚やらっていうことは考えたりしますけど、自分自身のことをってなると19歳の頃かなぁ。
辞めるのも親に切り出すのも当時の自分としては一大決心でしたしね。

そんな時代に寄り添ってもらった「天使になんてなれなかった」もやはり欠かせない1曲です。

今耳にすると当時住んでたアパート…辞めてからがむしゃらに勉強してた日々…あの頃のハングリー精神みたいなものを思い出させられる、そんな曲です。



#上杉昇 #猫騙 #al.ni.co #WANDS