東京ドーム、武道館、代々木第一体育館などのデカいキャパ
中野サンプラザ、渋谷公会堂、○○県民ホールなどの数千人キャパ
数多のLIVE HOUSE
それぞれにそれぞれの良さがあり、それぞれ行ったことのあるLIVEには思い出があります。
しかしながら自分の中で格別に思い入れがあるのは、"新宿LOFT"。
それはなぜか?
BOΦWYがやっていたから。
自分が「時の扉」を見て「愛を語るより口づけをかわそう」を購入した、つまり初めて音楽に興味を持ち、そこに小遣いや時間を使う…意識を注ぐ様になっていったのは小6であり、WANDSである。
その1年後、同級生の男子の間でめちゃくちゃにBOΦWYが流行り自分も氷室京介さんの虜になった。
虜になったといってもWANDSを忘れるはずもなく、WANDSとBOΦWYが自分の中で二大巨塔になったということ。
1つの結論を言ってしまえば、それ以降今までの約30年間、ずっと絶えることなく聴いているのは上杉昇さんと氷室京介さんの音楽である。
この2人の音楽・曲、だけでなく生き様は中学生の頃から現在までずっと影響し続け、男として、人間として、憧れ続けている。
しかし自分にとってWANDSとBOΦWYには決定的な違いがある。
それは、BOΦWYはすでに解散していた、ということ。
現在進行形の姿を肌で感じることができないということ。
BOΦWYは1988年4月5日がラストライブ、この時自分は小1で音楽のおの字もない。
"もっと早く知ってれば"という次元ではなく、後悔のしようもないという現実。
年齢的な不可抗力なので、諦めもつく。
だからこそ現在進行形を感じることができるWANDSを大切に聴こうと当時思ったし、それ以降のal.ni.coやソロ、猫騙のLIVEは行けるタイミングなら行くスタンスになった。
1999年のal.ni.coからは3年のブランクがあるが
2002年のOne On One以降毎年上杉さんのLIVEには参加した。
全てのLIVEに行けたワケではないけれど。
そんな中2006年のクリスマスに行われたJa-paloozaで"上杉BAND"(告知時点では猫騙という名は伏せられていた)が新宿LOFTでデビューするというではないか!
BOΦWYが立っていたステージに上杉さんのBANDが立つ
自分の血肉の様に好きになったBANDが、好きになった頃には解散していたBANDが、拠点をホールに移すまで立ち続けたステージ"新宿LOFT"
そのステージに血肉の様に好きなアーティストが立つ
こんな夢みたいなことがあるだろうか…
是が非でも行きたい!!
しかし12/4に行われたThe Spoils of Rockに参加していた自分は、3月に国家試験を控えていて、情けないことに三度目(3年目)の正直という状況。
この国家試験を通らなければそもそも仕事ができない職を選んでしまったという現実。
落ちた時「LIVEに行ってなければ受かってたかもしれない」という後悔と合格した時「LIVE行けばよかった」という後悔、を天秤にかけ欲を抑えた。
結果としては合格して今の仕事をやれているワケだが、今でも2006年のJa-paloozaに行きたかったなぁ…と思ってしまうことはある。
合格後「またLOFTでやってくれないかなぁ」とどれほど思ったことか。
しかし、その想いは叶うことになる。
Ja-palooza06から約1年後のJa-palooza07 FINALで。
あのチェッカーフラッグのステージに猫騙が立っている!!!
その後も
猫騙として。
新日本プロバンドとして。
そして2018年には上杉昇として。
平田さんと森さんはこの年から現在に至るまで、そしてこの夏から始まるツアーでも上杉さんのステージで演奏するが、その初めてはステージが新宿LOFTだった。
ソロとしての初新宿LOFTに参加できたことは、個人的にはJa-palooza06で叶わなかった想いを12年越しに叶えられた様な感覚である。
他にもお気に入りのLIVE HOUSEは多々あるけれど、
それでもやはり、新宿LOFTは特別な想いや思いがあるLIVE HOUSEである。