kuno-periaのブログということです

多分…上杉昇さんのことしか書かないと思いますᕙ( • ‿ • )ᕗ

1.TOY$!(al.ni.co)


WANDSの新曲情報がやっとあがった時…
同時期に"上杉さんと柴崎さんがWANDSを脱退した"という事実をJ-Rock Magazineで知りました。

WANDSのファンクラブには入れてなかったので…入れてればもう少し早い段階で知れてたのかなと思いますが。

当時高1で、脱退の事実を知ったのは帰りに寄った本屋でした。
その文字列は信じ難く、読み間違いじゃないかと何度も見ては間違いではないと突き付けられるだけ。

他の雑誌にデビューの情報ないかとある雑誌全てに目を通すも、それは見つけられず。

お先真っ暗などんよりした気持ちで家までの電車に乗りましたね。
それからしばらくは何もやる気が起きませんでした。


うちの実家は父親的に株価が見やすいからという理由で読売新聞の一択でしたが、セールスに来た男性が92年に上京した兄と同い年という理由で母が父の許しなく3ヶ月(97年10〜12月)だけ朝日新聞に切り替えたんです。
父はカンカンでしたが母としては息子と同い年という事で応援したい気持ちが芽生えたんでしょう。

そして11月6日!
あの一面広告はヤバかった…。
そして母に感謝してもしきれませんで…家出る前に「おかん、ありがとう」って。
母は「何のこと?」とポカンとしてましたが。
手元にはありませんが、実家の机の引出しに今でも大切にしまってあります。

それからはリリースが待ち遠しくて待ち遠しくて。
真綿で首を絞められるみたいな98年3月21日までの日々でしたね。
それぐらい待ち望んでたし、幼稚園児が誕生日やクリスマスを待っているぐらいの感覚。


CDを手にした時の喜び
歌詞カードを開く瞬間のドキドキ
再生ボタンを押す瞬間の高鳴り

20数年経った今思い返すと、あの日の自分が今よりも純粋でかわいいとさえ思えてしまう。
それ程に待ち望んだ瞬間だったんですね。


「時の扉」に始まり「Secret Night」を経ての「TOY$!」
自分の好みもポップなものよりロックなものに変わっていった5年間。

ドンピシャでハマりました。
「これこれ〜!」みたいな。

「TOY$!」で新しい上杉's WORLDに触れ、これからのal.ni.coに期待しかない!と思いましたね。
だって…これが「名刺代わり」なんでしょ?と。

そしてこの頃の自分はまだミーハーだったので、見た目も上杉さんの真似をしてましたね。
髭こそまだ薄かったので真似できませんでしたが。
雑誌を見て「衣装はDIESELが多いな」と…でも地元茨城で取り扱ってる店を見つけられず断念し。
それっぽい服を着て、色のついたサングラスをして。
同級生の間ではキレイめな格好が流行ってましたが、自分は雑誌で見た上杉さんの衣装…に似てる服。

そんな出で立ちでカラオケに行っては覚えたての「TOY$!」を熱唱してました。
「誰の曲?」と聞かれて「元WANDSの…」と答えるのがものすごく嫌で。
頑なに「al.ni.coっていう新人バンド」って答えてましたね。
中学時代の片想いやら部活に全力みたいな青春時代とは一味違った青春です。


「TOY$!」はもしかしたら自分の上杉さん歴の中で最後の"ミーハー的な好き"を孕んだ曲かもしれません。
「晴れた終わり」以降の聴き方?向き合い方?とは違う気がします。

ただただかっこいいと思い感じ、
見た目も真似をし、
深く考えることなく、ひたすら聴きまくった曲。


#上杉昇 #猫騙 #al.ni.co #WANDS